飛行中のコックピットクルーの退屈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 08:33 UTC 版)
「ナショナル航空27便エンジン破損事故」の記事における「飛行中のコックピットクルーの退屈」の解説
事故発生当時、自動操縦で飛行中に、クルーらはエンジンファン速度 (N1) インジケータと自動操縦システムの関係に興味を持ち、実験を行っていた。 機関士:「N1 の回転計を取り外してしまったら、自動スロットルは反応するのでしょうか (--- wonder if you pull the N1, --- tach will that, --- autothrottle respond to N1?)」 機長:「いやー、判らない (Gee, I don’t know)」 機関士:「どうなるかやってみましょうよ (You want to try it and see?)」 機長:「では、やってみよう (Yeah, let’s see here)」 自動スロットルを 257 KIAS(指示対気速度、ノット)にセットし、航空機関士が 3 つある N1 回転計(タコメーター)のサーキットブレーカーを全て引き抜いた。その状態で機長は自動スロットルの設定を 5 ノット下げたところスロットルが自動で戻る(パワーを下げる)方向に動いた。この動きを見て満足して自動スロットルを解除した。このとき爆発音が聞こえ、キャビンの急減圧が起こった。
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