風貌と語学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 04:57 UTC 版)
内田守『傷める葦を憶う』などの文献には丸坊主、眼鏡と軍服姿の写真がでているが、その本の表紙には鼻髭、顎髭の髭だらけの彼の姿の絵が描かれている。かれは童顔であったせいか、南方に行った時は、鼻髭(八字ヒゲ)も顎ヒゲ(関羽ヒゲ)も立派で小柄ではあるが顔の半分は髭で覆われ、眼鏡がきらりと光ると凄味がある、とある軍医が書いている。また、逆にこの風貌で、現地人を虐めていた日本人に似ていたために殺されたという説もあるという。 彼は英語が達者であるという記載がある。英人経営の回春病院にいたわけだし、また、ラングーン(今はヤンゴン)にいったときは、早速、仏人経営のハンセン病療養所にでかけている。仏人と英語で話したのだ。国際人といっていいだろう。中国にいった時は中国語ができるわけはないが、漢文ができるので、早速翻訳をしたりしている。
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