顕真草稿本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 07:19 UTC 版)
東京国立博物館蔵(法隆寺献納宝物18号)。「聖徳太子伝私記(古今目録抄) 顕真筆 2帖」の名称で重要文化財に指定されている(1957年(昭和32年)6月18日指定)。顕真自筆の草稿本で、随所に加筆訂正の跡がある。また裏書にも以下のような重要な記述がある。 百済観音について、金堂に関する記述の部分の裏書に「橘寺の所の者より送るなり」と記載し、同像の橘寺移送説の元になっている。 中宮寺の由緒として「葦垣宮、岡本宮、鵤宮(いかるがのみや)の3つの宮の中にあった宮なので中宮といい、それを寺にした時に中宮寺と号した」と記載する。
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