頬小帯切除術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/11 03:19 UTC 版)
頬小帯の付着異常、特に高位付着が認められる場合、 ブラッシングが困難 付着歯肉の不足 歯頸部カリエスリスクの増大 歯肉退縮 補綴物マージンの露出 義歯辺縁封鎖性が得られない 義歯による褥瘡性潰瘍の形成 などの問題点から切除術が行われる。 術式は局所麻酔下にて行い、切開線設定後、メスにて切開する。下顎の場合はオトガイ神経の損傷に注意する。 切開の深さは症例によって異なり、剥離したのち形成されたフラップを口腔前庭の狭小を解消する方向に移動し、縫合する。 口腔前庭の拡張を兼ねることも多く創面が大きくなる場合には、遊離歯肉の移植を行うこともある。また真皮欠損用グラフトを用いることも有効である。 グラフトにより感染と術後の後戻りを予防することができる。
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