項別微分とは? わかりやすく解説

項別微分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 09:39 UTC 版)

漸近展開」の記事における「項別微分」の解説

一般に関数無限級数表したとき、項別微分した関数が元の関数微分したもの一致しない様に漸近級数も項別微分した級数は、元の関数微分した関数漸近展開になるとは限らない。項別微分した関数漸近展開したものにあるかは、元の関数漸近関数列によって決まる。 漸近関数列 { φ n ( x ) } n ≥ 0 {\displaystyle \scriptstyle \{\varphi _{n}(x)\}_{n\geq 0}} は各 n に対して、 x 0 {\displaystyle x_{0}} の近傍微分可能であり、関数列 { φ n ′ ( x ) } n ≥ 0 {\displaystyle \scriptstyle \{\varphi '_{n}(x)\}_{n\geq 0}} が漸近関数列である場合、以下のことが成立するf ( x ) {\displaystyle \scriptstyle f(x)\!} は、 x 0 {\displaystyle x_{0}} の近傍微分可能であり、 f ( x ) ∼ ∑ k = 0a k φ k ( x )       ( x → x 0 ) {\displaystyle f(x)\sim \sum _{k=0}^{\infty }a_{k}\varphi _{k}(x)\ \ \ (x\to x_{0})} となる漸近展開持ち、 f ′ ( x ) {\displaystyle \scriptstyle f'(x)\!} が漸近関数列 { φ n ′ ( x ) } n ≥ 0 {\displaystyle \scriptstyle \{\varphi '_{n}(x)\}_{n\geq 0}} を用いて漸近展開することができるのであれば f ′ ( x ) ∼ ∑ k = 0a k φ k ′ ( x )       ( x → x 0 ) {\displaystyle f'(x)\sim \sum _{k=0}^{\infty }a_{k}\varphi '_{k}(x)\ \ \ (x\to x_{0})} が成立する

※この「項別微分」の解説は、「漸近展開」の解説の一部です。
「項別微分」を含む「漸近展開」の記事については、「漸近展開」の概要を参照ください。

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