音波としての正弦波
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 14:25 UTC 版)
人の耳は単一の正弦波を認識することが出来る。なぜなら、そのような波形を持つ音は人には純粋な音高の音としてはっきりと聞こえるからである。純粋な正弦波に近い音には、口笛や、ぬれた指先でクリスタルグラスの縁をなぞって振動させる際に発生する音、そして音叉の音がある。このように正弦波として聞こえる音は純音と呼ばれる。 音波が2つ以上の正弦波によって構成される場合、その中で最も周波数が低い正弦波を基準として、その他の正弦波の周波数が基準となる正弦波の周波数の整数倍で構成されるときは、その音波の波形は周期的な交流波形となる。この音は、人の耳には楽音または単音として認識される。それ以外の2つ以上の正弦波によって構成される音はノイズか和音、ないしはうなりとして聞こえる。 正弦波の音の例 1kHzの正弦波5秒 この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。
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