音声出力への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/26 04:06 UTC 版)
同時期の他の機種に見られた音声合成がMZ-1500でもオプションボードとしてサポートされた。ボイスボード(MZ-1M08)には、音声合成用のチップと追加音声が収録されたROMが搭載されており、MZ-1500のBASICでは、増設側のROMに内蔵されている38種類の定型メッセージ、一音ごとの発音、若干数のメロディー波形を扱うことができた。BASICからの対応は無かったものの、音声合成チップ自体には時計を意識した英語の数字、定型文などの音声をデータとしては持っており、I/Oポート経由でシリアル制御を行い、発声速度、発音内容などを指定する形になっていた。指定した音を連続して再生するような形であるため、音のつながりや音程、ニュアンスなどの表現は出来ない。当時、このボイスボードを用いてバイナリデータを読み上げる機能を持つソフトがサードパーティから販売されており、雑誌に掲載されていた機械語ソフトのダンプリストの入力後チェックに重宝された。このボイスボードはMZ-2500並びに、その後継機であるMZ-2861でも利用可能である。
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