韋瓘 (唐)とは? わかりやすく解説

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韋瓘 (唐)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 07:45 UTC 版)

韋 瓘(い かん)は、中期の進士は茂弘(もこう)。京兆府杜陵県(現在の陝西省西安市雁塔区)の出身。韋正卿(い せいきょう)の子で韋珩(い こう)の弟、韋夏卿(い かきょう)の侄に当たる[1]


  1. ^ 林宝『元和姓纂』巻2京兆諸房韋氏条、『新唐書』宰相世系表4上(巻74上表第14上)、龍門公房韋氏。因みに夏卿の女で従姉妹の韋叢(い そう)が後掲元稹に嫁している。
  2. ^ 宋『錦繍萬花谷』後集巻34所引『続定命録』(垣下生善筮条)。なお次注参照。
  3. ^ 李劍國「周秦行紀」『唐五代志怪傳奇叙録』(第2刷版)第3巻所収、南開大學出版社、1998年。前掲『続定命録』は貞元4年(788年)生まれ、元和4年(809年)に21歳で登第とするが、逆算すると生年は貞元5年となる。恐らくは貞元5年の誤り。
  4. ^ 莫休符『桂林風土記』碧潯亭条、前掲『続定命録』、元辛文房『唐才子伝』巻6鮑溶伝。
  5. ^ 清董誥『全唐文』巻695所収韋瓘「宣州南陵県大農陂記」。
  6. ^ 同上韋瓘「修漢太守馬君廟記」。
  7. ^ 『新唐書』李玨伝(巻182列伝第107)、宋王溥『唐会要』巻55諫議大夫元和15年10月条。
  8. ^ 元稹『元氏長慶集』巻47「独孤朗可尚書都官員外郎韋瓘可守右補闕同充史館修撰制」。「守」とあるので散官はそのままであったらしい。
  9. ^ 『郎官石柱題名』「倉部員外郎」及び「司勲郎中」。
  10. ^ 『新唐書』韋夏卿伝(巻162列伝第87)附載瓘伝。
  11. ^ 清曽国荃等撰『湖南通史』巻265所載韋瓘「浯渓題名」(以下「題名」)。この「題名」前半部は宋洪邁『容斎隨筆』巻第8「浯渓留題」に判別不能箇所を削って引かれ、後半部は『全唐文』前掲巻に「浯渓題壁記」として引かれている。なお、下注参照。また、以上の韋の経歴は李前掲書に拠った。
  12. ^ 前掲碧潯亭条。
  13. ^ 王夢鷗『唐人小説研究四集』上編4「牛羊日暦及其相關的作品與作家辨」、藝文印書舘、中華民國67年。
  14. ^ 前掲瓘伝。
  15. ^ 前掲「題名」に大中2年(849年)12月の16年前に謫官されたと自叙しており、逆算すると大和7年(833年)になる。この場合、現伝「題名」が「十五年」を「十六年」と写し誤った事も一応は考えられ、また韋自身が勘違いをしていた可能性もある。
  16. ^ 李前掲書。
  17. ^ 李前掲書。
  18. ^ 王前掲書。
  19. ^ 李前掲書。前掲瓘伝と「題名」、及び『全唐詩』所収趙嘏「山陽韋中丞罷郡因献」詩(巻549)、同「送韋中丞」詩(巻550)の記述に因る。
  20. ^ 前掲「題名」、莫書。
  21. ^ 新旧両『唐書』馬植伝(旧巻176列伝第126、新巻184列伝第109)。
  22. ^ 莫前掲書。
  23. ^ 前掲「題名」。崇譲里は洛陽城の南東部、最南の東から2箇目の坊。「洛陽城図」参照(図に「崇譲」とある坊)。
  24. ^ 宋陳思『宝刻叢編』卷7「唐贈太尉会稽郡公康志睦碑」所引『京兆金石録』。『宝刻叢編』巻5帰融条、巻6楊述条。前2者に2年、最後者に3年とある。
  25. ^ 李前掲書。
  26. ^ 巻695所収。前掲「宣州南陵県大農陂記」「修漢太守馬君廟記」「浯渓題壁記」の3篇。
  27. ^ 巻507所収「留題桂州碧潯亭」。但し、実は前掲莫書からの抜粋。
  28. ^ 李前掲書。他に前掲「唐贈太尉会稽郡公康志睦碑」の撰文があったが伝わらない。
  29. ^ 張洎『賈氏譚録』。晁公武『郡斎読書志』巻13。
  30. ^ 李前掲書。


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