非自民連立政権の実現可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 09:26 UTC 版)
「椿事件」の記事における「非自民連立政権の実現可能性」の解説
椿の意図は上記にもあるように「何でもよいから共産党を排除した反自民の連立政権を成立させる」ことにあったが、当時の政局は必ずしも反自民の連立政権が成立すると言い切れる状況ではなかった。 なぜなら、総選挙の結果判明直後から小沢が掲げた「細川護煕擁立論」が明るみに出るまで、日本新党の去就が定かではなかったからである。総選挙で35議席を獲得した日本新党は、いわばキャスティング・ボートとしての存在でしかなかった。自民党の出方次第、また小沢の連立政権構想のなかに細川がいなければ自民党と日本新党の連立政権が樹立する可能性もあった。実際、過去には1983年に自民党が過半数ギリギリになった際、新自由クラブとの連立政権が誕生した例があった。
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