非復元抽出と復元抽出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 07:38 UTC 版)
無作為抽出を何度か繰り返して行う場合、既に抽出された要素を母集団から除外して無作為抽出を行う「非復元抽出」と、抽出された要素を除外せずに再び母集団に戻して無作為抽出を行う「復元抽出」がある。 例えばクラスの生徒から掃除当番を決める無作為抽出において「復元抽出」を行った場合、同じ人が何度も繰り返して掃除当番に選ばれる可能性が有り、不都合が生じるので、なるべく「非復元抽出」を行うことが望ましいが、例えばサイコロで無作為抽出を行う場合、既に出た出目が再び出る可能性を原理的に排除できないなど、「非復元抽出」を行うのが難しい場合がある。また、母集団が非常に大きく、抽出される要素数が非常に少ない場合、同じ人が何度も繰り返して抽出される可能性は非常に小さいので、無視されることがあり、「復元抽出」がしばしば使われる。
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