青騎士内部のテーマの多様性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:34 UTC 版)
「青騎士」の記事における「青騎士内部のテーマの多様性」の解説
青騎士の芸術家たちに見られた反具象的傾向も、各人によって異なった形態をとった。たとえばヤウレンスキーは、1912年の第二回展にのみ出品したが、最後まで抽象画に到達することはなかった。一方クレーは後に記号のような抽象表現に至った。 青騎士内部の可変な現実性の止揚は大きな幅を持っている。だから青騎士は、マルクの形而上的な動物の象徴、マッケの色彩の幻想、クレーの童話のような魔法世界、そしてまたカンディンスキーの数理-音楽的抽象をひとつの場と空間に同時に内包していたのである。
※この「青騎士内部のテーマの多様性」の解説は、「青騎士」の解説の一部です。
「青騎士内部のテーマの多様性」を含む「青騎士」の記事については、「青騎士」の概要を参照ください。
- 青騎士内部のテーマの多様性のページへのリンク