震災と火災
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 17:18 UTC 版)
1906年4月18日午前5時12分、サンフランシスコ地震がサンフランシスコ市内及びカリフォルニア北部を襲った。建物は倒壊し、破裂したガス管が引火して火災が発生し、数日間にわたって街中を焼き尽くした。水道管は使えなくなっていたので、サンフランシスコ要塞の砲兵隊は建物をダイナマイトで破壊することで防火帯を作り、火を封じ込めようとした。街の4分の3以上が灰燼に帰し、ダウンタウンの中心部はほとんど焼けてしまった。当時の記録によれば、498人が命を落としたとされるが、現代の推計では死者は数千人に上るだろうと考えられている。市の人口40万人のうち半数以上が住む家を失った。避難者は、しばらくの間、ゴールデン・ゲート・パークや、要塞や、海岸などに設けられた間に合わせのテント村で生活した。また、サンフランシスコの東のイーストベイまで移住した人も多い。
※この「震災と火災」の解説は、「サンフランシスコ」の解説の一部です。
「震災と火災」を含む「サンフランシスコ」の記事については、「サンフランシスコ」の概要を参照ください。
- 震災と火災のページへのリンク