電話網のしくみ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 03:44 UTC 版)
電話網は、電話加入者ごとに割り振られた番号である電話番号(電気通信番号)を使って接続の制御が行われる。通話は原則として一対一の加入者間で行われ、終了するとその伝送路は他の通話に用いられるようになっている。 電話の普及の初期には、交換手と呼ばれる専属の職員が接続を行う手動式であったが、通話トラフィックの増大により交換手の負担が過重となり機械化された。現在、先進諸国の公衆網は、特に指定しない限り、電話交換機が自動的に接続する。これを自動式という。 日本では1979年までに自動化が完了した。本土-小笠原諸島間については、短波帯の多重回線を利用した待時通話を強いられていたが、1983年6月21日より静止通信衛星利用の即時ダイヤル自動化が行われた。現在、100番通話(終話後、オペレータが料金を知らせるサービス)やコレクトコール(電話の相手先が通話料金を支払うサービス)、災害緊急疎通などを用いない限り交換手を経由することはない。 以下に通話までの手順を示す。
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