電極と電解液の界面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/26 07:44 UTC 版)
電解液に電極から電位が印加されると、電場によって電解液中のイオンが移動し、陽極にはアニオンが、陰極にはカチオンが集まり、最終的に電極との界面に整列する。この状態は誘電体に外部電位を与えた状態にも似ており、静電容量を持つことから、一定の電荷が充電されることになる。この現象は一種のコンデンサ(キャパシタ)であり、実際にある種のコンデンサ(電気二重層コンデンサ(キャパシタ))として販売されている。 電気二重層は、電極近傍でのイオンの挙動に大きな影響を与えるため、電気化学などの分野で重要な意味を持つ。
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