雇用形態による区別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 12:31 UTC 版)
労働者はその勤務態様によって、次の3つの区分けされる。 企業に直接雇用される者であるか、そうでない(間接雇用)者か。 契約期間が無期(期間の定めのない労働契約)であるか、有期(期間の定めのある労働契約)であるか。 各企業の就業規則て定める所定労働時間の上限(フルタイム)まで労働する者か、上限に満たない(パートタイム)者であるか。 このうち、直接雇用・無期・フルタイムの3つをすべて満たす労働者を正社員として、企業は中核的労働者として位置付ける。一つでも欠ける者は非正規雇用労働者(アルバイト、パート、契約社員、派遣社員等)として、正社員を中心とした企業秩序の周縁に位置付ける。正社員とそれ以外の者とでは契約形態や適用される労働条件に区別があることが多い。 コース別管理制度を設けている企業においては、正社員はさらに、幹部職員及び将来の幹部候補である総合職と、専ら定型的・補助的業務に従事する一般職とに区別される。 これらの区別は採用時から行われるが、近年では雇用期間中にこれらの区分を行き来したり、あるいはこれらの中間的な働き方(いわゆる「多様な正社員」等)を認める企業も増えている。
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