隣の爺型の否定とは? わかりやすく解説

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隣の爺型の否定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 05:47 UTC 版)

こぶとりじいさん」の記事における「隣の爺型の否定」の解説

一部には「きこりと金の斧」や「ねずみ浄土おむすびころりん)」のような隣の爺民話」と異なり2人目の翁を擁護する分析もある。 瘤が2つになった翁は「花咲か爺」にでてくるような「意地悪じいさんではなく、むしろ1人目の翁の話を真に受けて馬鹿正直に」、かつ自分から瘤を除去しようと「積極的」に、怖い鬼の出る場所に出かけていく「勇気」のある行動ができる(踊りは下手であっても本当はとても「正直で、努力家良いじいさん」であり、2つの瘤を恥じ家にこもって家業精を出したので、後に金持ちになって「こぶの御大尽」や「瘤の長者」と呼ばれ近郷近在では知らぬものが無いほどの分限者になった1人目の翁は「正直じいさん」などではなく、「きっと次の日もくるから」などと調子いいこと(うそ)を言っておきながら鬼との約束を「反故」にしたうえ、次の日の結果(瘤を返されること)が予想できるのに隣の翁に代役押し付けた(瘤が質草である件は隠した叉はぼかして教えた)「とても性格の悪い、嘘つきじいさん」であり村人からは「鬼までだました悪いやつ」と言われ、皆が避けるようになり村八分になってしまう。(「本当は怖い日本昔話」など。漫画化もされている。)

※この「隣の爺型の否定」の解説は、「こぶとりじいさん」の解説の一部です。
「隣の爺型の否定」を含む「こぶとりじいさん」の記事については、「こぶとりじいさん」の概要を参照ください。

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