障害者の人権問題〜パスン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:44 UTC 版)
「インドネシア」の記事における「障害者の人権問題〜パスン」の解説
パスン(インドネシア語版)はインドネシア 語で足かせを意味する。重度の精神疾患者が本人や他人に危害を加えないようにするための因習である。治療手段を持たない貧困家庭で、木製のフレームに患者の脚や手、首に取り付けて拘束するために使用されている。 1977年に違法化されたが、インドネシア保険省の推計では国内の被害者は1万8000人、パスン被害者支援を行っているスリアニ協会によれば4万人とされる。 国内でもパスンは非人道的であると見なされているが、精神障害者に対する社会的ケアが未だ貧弱であるために現在も存在している。家族が貧困で治療を断念し、長期拘束後に刑務所へ入れることもある。
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