障害者と馬術の関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 04:30 UTC 版)
身体障害を持つ者にとっても馬術の歴史が積み重ねられており、「紀元前5世紀に、戦争で傷ついた兵士を馬に乗せることで治療していた」とされる文献があるという。障害者による競技は、「馬場馬術」が一般的になされ、FEIも「障害者馬場馬術競技(Para-Equestrian Dressage)」を管轄している。なお、限られた例ではあるが「障害飛越競技」に取り組んだ競技者も存在する。馬術はパラリンピックの競技種目としても登録されている。演目は規定演技を行う「チャンピオンシップテスト」と、各自で選んだ楽曲に合わせて演技を組み合わせていく「フリースタイルテスト」の2つがある。競技者の障害程度により「I」「II」「III」「IV」「V」のグレードへ分類される。そのことをクラシフィケーションという。 なお、FEIでは「障害者馬車競技(Para-Equestrian Driving)」も管轄しており世界選手権大会も開催している。 落馬事故で障害を背負った元競馬騎手が馬術競技に転向する例もあり、日本の馬術選手では選手石山繁、選手常石勝義、選手高嶋活士がこれに当たる。
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