闘争行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/22 04:03 UTC 版)
非常に好戦的で獰猛な性質のアリとして知られ、巣に近付くものがあれば、働きアリたちはそれが自分の体格よりもはるかに大型の生き物であっても躊躇なく攻撃する。特にインチ・アンツに属する大型種は、巣に近づいただけでも威嚇行動をとり、さらに、逃げても5〜10m程度なら後を追ってくる。 コロニーの異なる同種間、異種間同士でも激しく争いあい、Myrmecia pilosulaという種は、体長の数倍以上の高さを跳ね上がって攻撃してくるので「Jumping ant」とも呼ばれる。他属のアリ同様に繁殖期には結婚飛行を行う。 またユーカリなどの樹木の近くにも巣を構えているが、そこではユーカリの出す甘い蜜や汁を目当てにしており、ユーカリはアリにそれを提供する代わりに、自身を食べようとする生き物を撃退させる番犬の役割を担わせている。その為ユーカリを食べようとする生き物が来れば、アリはその生き物を一斉に攻撃する。
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