関係における属性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:36 UTC 版)
「属性 (データベース)」の記事における「関係における属性」の解説
関係 (リレーション、表、テーブル) の見出しは、順序づけられていない属性の集合から構成される。関係は、一つの見出しと0以上の同じ型の組の順序づけられていない集合からなるデータ構造である。見出しを構成する属性の数を、次数 (degree) という。関係の次数は、0もしくは正の整数である。 関係の例を示す。この例では、便宜的に関係を視覚的に表 (テーブル) で示している。 実際の関係の例ID : 整数型氏名 : 文字列型住所 : 文字列型102 "ヒュー・ダーウェン" "沖縄県那覇市" 202 "エドガー・F・コッド" "宮城県仙台市" 104 "クリス・デイト" "熊本県熊本市" 152 "マイケル・ストーンブレーカー" "沖縄県沖縄市" 属性は、関係モデルの演算体系である関係代数および関係論理において使われる。関係代数および関係論理は、1つ以上の関係を元にして演算結果として1つの関係を生成する。たとえば、関係代数の射影 (projection) 演算では、1つの関係に対していくつかの属性を指定する。射影演算は、関係を構成する属性集合から、いくつかの属性を抽出する。 射影の例を示す。 R:ABC1 2 3 4 5 6 R[A,B]:AB1 2 4 5 R[A]:A1 4 関係データベースのデータベース言語 SQL では、CREATE TABLE 構文で属性を指定して関係 (表、テーブル) を定義することができる。 CREATE TABLE 人名録 ( ID INTEGER, 氏名 CHAR(40), 住所 CHAR(200), PRIMARY KEY (ID))
※この「関係における属性」の解説は、「属性 (データベース)」の解説の一部です。
「関係における属性」を含む「属性 (データベース)」の記事については、「属性 (データベース)」の概要を参照ください。
- 関係における属性のページへのリンク