長浜敦賀間鉄道としての開業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 19:31 UTC 版)
「柳ヶ瀬線」の記事における「長浜敦賀間鉄道としての開業」の解説
近江盆地と若狭、越前間の交通、物資輸送は古来よりその重要さにもかかわらず分厚い山脈に阻まれ、有数の豪雪地帯でもあることから難渋をきわめ、日本海を大回りする海上輸送に頼らざるを得なかった。笙の川水系を介して敦賀湾 - 琵琶湖を短絡する運河の開削も検討されたが、大掛かりな土木工事や予算、技術などを考え合わせても、非現実的な構想に過ぎなかった。 そうした問題を一気に克服する手段が鉄道であった。新橋に初めて汽笛が鳴らされて後わずか12年という異例の早さでこの地に鉄路が敷設されたことを見ても、いかにこの地域の交通が重要視されていたかがわかる。
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