鉄道の「スーパーシート」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 03:45 UTC 版)
「スーパーシート」の記事における「鉄道の「スーパーシート」」の解説
鉄道でいうスーパーシートとは、JRグループ各社以外の鉄道会社が自社の特急用車両の一部に設定した、普通席よりも上級の座席(特別席)のことである。 JRグループ各社のグリーン車に相当する特別車両における座席を指すが、JRへの直通列車を運行している鉄道会社以外ではグリーン車の呼称は慣例的に使用しないため、「スーパーシート」という呼称を用いている。 2012年3月17日以降の現時点で「スーパーシート」の呼称を使用しているのは、南海電気鉄道の空港特急「ラピート」のみとなっており、同列車の5号車・6号車に連結されている特別車両の座席の名称が「スーパーシート」となっている。 その前日までは、小田急電鉄の特急列車ロマンスカーのうち、20000形電車(RSE車)に連結されていた特別車両の座席が、自社線内及び乗り入れる箱根登山鉄道線内で使用する場合の名称として用いられていた。現在は同系列が引退したためスーパーシートは廃止され、併せて特別車両料金も廃止された。 なお、名称は異なるが「スーパーシート」と同一の趣旨で上級の座席を提供する例は、東武鉄道(コンパートメント席)と近畿日本鉄道(デラックスカー・サロンカー)にも存在する。 料金体系は、いずれの場合も、運賃、特急料金に加えてスーパーシート料金または特別席料金を支払う形を採っている。
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