鈴木油脂工業とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鈴木油脂工業の意味・解説 

鈴木油脂工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 21:43 UTC 版)

鈴木油脂工業株式会社
SUZUKI YUSHI INDUSTRIAL CORPORATION
種類 株式会社
本社所在地 日本
533-0021
大阪府大阪市東淀川区下新庄1-8-23
設立 1950年
業種 化学
法人番号 6120001052080
事業内容 業務用手洗洗剤、各種業務用洗浄剤の製造および販売。各種業務用ケミカル製品の製造および販売。球形・多孔質・中空・微粒 子粉体の製造。全各号に付帯する一切の事業。
代表者 代表取締役社長 鈴木隆夫[注釈 1]
資本金 8000万円
従業員数 80名
主要子会社 株式会社イクザス
外部リンク https://www.suzukiyushi.co.jp
特記事項:創業は1938年(昭和13年)、大阪にて。
テンプレートを表示

鈴木油脂工業株式会社(すずきゆしこうぎょう)は、大阪府大阪市東淀川区に本社を置く、日本の工業用洗剤メーカーである。

会社概要

主に企業向け特殊洗剤を製造販売している。中でも「ザ・パワークリーン」等の工業用洗剤は同社の主力洗剤として知られ、汚れの激しい重機械産業等の現場で重宝されている。

近年では、ゴミを啄むカラス除去を目的とした「SYKカラスガード」などのアイデア商品が販売されている。

社歴

創業以降は機械に使う平ベルト用のワックスの製造を行っていた[3]1963年に洗剤の製造を開始[3]。水と油に界面活性剤を加えて高速かくはん機で混ぜるエマルション技術を使ったクリーム状の洗剤を開発した[2]

1985年工業技術院大阪工業技術研究所と共同開発したエマルション技術を利用した徐放性マイクロカプセルの独占的な製造、販売権を獲得[2][4]1987年にマイクロカプセル量産のための工場を兵庫県西宮市に建設[3]1992年には西宮工場内の遊休地に粒子の大きさが均一なマイクロカプセル(球形多孔質シリカ微粒子)の量産のための新棟を建設した[5]

1980年代後半以降は、営業所の設立にも着手し、東京や名古屋、広島などに営業所を設立[3]1996年には「ファーストフローラ」と呼ばれるパートタイマーや契約社員の女性で構成された営業部隊を採用している[6][7]

ラジオCM

頻繁ではないものの、時折ながらMBSラジオでラジオCMが放送されている。

注釈

  1. ^ 1941年11月生まれ。1996年、実兄の桂祐から社長職を引き継ぐ[1]。弟には漫画家のどおくまんがいる[2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 蓬莱 2000, p. 80.
  2. ^ a b c 「[起業家群像] 第2部「技術への挑戦」 化成品製造 研究開発で勝負(連載)」.『読売新聞(大阪)』.1994年4月9日付朝刊、11面。
  3. ^ a b c d 「鈴木油脂工業――乳化技術で中空微粒子(注目VBの横顔1000社調査から)」.『日経産業新聞』.1994年11月25日付、27面。
  4. ^ 「鈴木油脂、大工試から徐放性カプセルの製造権所得――無機素材で耐熱性。」.『日経産業新聞』.1985年3月29日付、5面。
  5. ^ 「粒子径が均一なシリカ微粒子開発、ガス流量計・化粧品向け――鈴木油脂。」.『日経産業新聞』.1992年3月3日付、22面。
  6. ^ 「[女と仕事の決算書] (1)パートにも実績主義 正社員との境グレーに(連載)」.『読売新聞』.2000年12月19日付朝刊、21面。
  7. ^ 蓬莱 2000, p. 78-80.

参考文献

  • 蓬莱明子「この会社この工夫 鈴木油脂工業(女性パートの戦力化) 女性パートの商品PR部隊を編成 "主婦心理"を突く報償制度と自由な勤務時間でやる気引き出す」『日経ベンチャー』2000年11月号、日経BP社、2000年11月1日、 78-80頁。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鈴木油脂工業」の関連用語

鈴木油脂工業のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鈴木油脂工業のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鈴木油脂工業 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS