金田明彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 05:01 UTC 版)
![]() |
この存命人物の記事には検証可能な出典が不足しています。(2013年8月)
|
かねた あきひこ
金田 明彦 |
|
---|---|
生誕 | 秋田県 |
国籍 | ![]() |
出身校 | 秋田大学 |
著名な実績 | オーディオ用DCアンプの研究開発 |
金田 明彦(かねた あきひこ, 1940年11月3日 - 2023年10月31日)は元秋田大学教育文化学部・人間環境課程助教授[1]。秋田県出身、1963年秋田大学卒。
概要・略歴
大学で物理学教室の教鞭をとる教官としてよりも、オーディオ用回路設計の研究者・技術者としてオーディオ技術者や電子工作の愛好家など広く知られている。1970年代のオーディオ界でブームとなったDCアンプ(Direct-coupled amplifier。直結で、0Hzまでゲインのあるアンプ)を提案した一人である。DCアンプのみならず、電源回路においても、超高速電源や 高速スイッチング電源、バッテリー電源の設計を行うなど、独創的な着想を見せた。真空管アンプの設計も行っている。
金田の設計物は一括して「金田式」と呼ばれる。1973年に「無線と実験」誌でDCアンプについての連載を開始して以来、それまでの常識を覆し、DCアンプが現代アンプの基本形として定着した。また、アンプだけではなくマイクロフォン、テープレコーダー、ターンテーブルまでをも回路設計の対象として取り上げている。
また、かつて[いつ?]はCD等のデジタルオーディオに関して「聴覚を破壊する」とまで述べ全面否定していたが、2008年よりDAコンバーターやADコンバーター等デジタルオーディオにも足を踏み入れた。
2007年3月、秋田大学を定年退官。
現在、誠文堂新光社の「MJ(旧「無線と実験」)」誌において「DCアンプ」シリーズを連載中である。同誌2007年6月号では自宅リスニングルームが写真付きで紹介された。
脚注
著書
- 『時空を超えた音楽再現 オーディオDCアンプシステム 上』誠文堂新光社、1989年7月。ISBN 4416189184。
- 『時空を超えた音楽再現 オーディオDCアンプシステム 下』誠文堂新光社、1990年2月。 ISBN 4416190042。
- 『最新オーディオDCアンプ―音楽ファンのための自作オーディオ 最新13種 2008‐2010年』誠文堂新光社、2010年2月。 ISBN 4416110103。
外部リンク
固有名詞の分類
- 金田明彦のページへのリンク