金井式の提唱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:15 UTC 版)
1947年(昭和22年)から多年にわたり、日立鉱山の地下において硬岩からなる岩盤上に設置した地震計により、地震観測を行った。観測された地震はM4.0-5.1、震央距離40-200km程度という限られた範囲のものであったが、それらの解析結果を元に1958年(昭和33年)にマグニチュードと震央距離から地震動の最大加速度振幅を算出する経験式および、地震動の最大速度振幅は周期によらず一定であるとした経験式を発表した。その後、松代群発地震などの近地地震の記録に基づいて原式を補正した。後にこれらの式は「金井式」と呼称され、構造物の敷地基盤における地震動の強さの計算式として全国の原発の耐震基準に用いられることとなった。
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