鄭嘉訓とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鄭嘉訓の意味・解説 

鄭嘉訓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/06 16:51 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search

鄭 嘉訓(てい かくん、1767年 - 1832年)は、琉球王国官僚書家。通称は古波蔵(こはぐら)親方は爾方、は泰橋[1]

人物

19世紀の琉球を代表する書家で、行書草書に優れた。書跡は、沖縄県鹿児島県に多く遺っている。 子の鄭元偉も書家として知られる[2][3][4]

概要

久米三十六姓の子孫として生まれる。1791年に御右筆相対役となり、1796年福州に留学する。中国・鹿児島にそれぞれ3回渡っており、1806年には、尚灝王即位謝恩使江戸上りに儀衛正として随行した。1816年より、島津斉興の招聘を受けて1年半鹿児島に滞在し、薩摩藩士の書道を指導した。同年、紫金大夫となる。1824年久米村のトップである総理唐栄司(久米村総役)に就任した。

主な作品

以下の作品は沖縄県の有形文化財に指定されている(個人蔵)。

  • 伊江御殿家資料(2002年平成14年)1月18日指定[5])のうち
    • 『鄭嘉訓書「野望」(王績詩)』[6]
    • 『鄭嘉訓書七言律詩「未□平生習筆濃」』[7]

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus
  2. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus
  3. ^ 沖縄タイムス社『沖縄大百科事典』
  4. ^ 新城俊昭『琉球・沖縄史』
  5. ^ X 国・県・市町村指定文化財 - 沖縄県教育庁文化財課『文化財課要覧(平成27年度版)』(PDF)
  6. ^ 鄭嘉訓書「野望」(王績詩) - 那覇市歴史博物館
  7. ^ 鄭嘉訓書七言律詩「未□平生習筆濃」 - 那覇市歴史博物館

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鄭嘉訓」の関連用語

鄭嘉訓のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鄭嘉訓のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鄭嘉訓 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS