郡の存続へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 15:41 UTC 版)
東蒲原郡が新潟県へと移管された同日、郡の代表者33名が、視察に訪れた新潟県令(県知事)の篠崎五郎に、「東蒲原郡と郡役所を今まで通りに存続してほしい」と請願した。 当時、「小さい郡の独立は経済的に効率が悪いから、東蒲原郡は郡役所を廃止して北蒲原郡に併合すべき」という風聞があったという。これに対して郡代表者たちは、「住民が暮らす地域が10里(約40km)にわたっており、小さい郡ではない」こと、「過去に700年以上も独立した郡として統治されてきた」ことをあげて、郡と郡役所の存続を請願した。 結果として、東蒲原郡の廃止や併合は行われることなく、現代まで東蒲原郡・阿賀町として存続することとなった。
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