遺伝子組換え実験ガイドライン
日本では、「組換えDNA実験指針」として定められているが、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)が、2003年6月に成立したことを受けて、本指針は廃止され、カルタヘナ法に基づいて文部科学省・環境省により運用されることとなった。
以下の定義を満たす実験を、「組換えDNA実験」として本法律の内容に基づいて実験を行わなければならない。
「組換えDNA分子」とは、ある細胞内で複製可能なDNA(RNA、その他の遺伝物質を含む。)と異種のDNAとを、試験管内で結合させることによって作製したDNA。
「組換えDNA実験」とは、以下のいずれかに該当する実験のことをいう。
1)組換えDNA分子を生細胞に移入し、異種のDNAを複製させる実験およびこれにより作製された生細胞または当該生細胞から生じた固体を用いる実験。
2)組換えDNA分子からベクターを除去して得た異種のDNAまたはこれと同等の遺伝情報を有するDNAを直接生細胞に移入し、異種のDNAを複製させる実験およびこれにより作製された生細胞または当該生細胞から生じた個体を用いる実験。
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遺伝子組換え
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組換えDNA
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カルタヘナ法
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カルタヘナ議定書
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細胞
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デオキシリボ核酸
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リボ核酸
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遺伝
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