選択的デフォルト
別名:選択的債務不履行、選択的不履行
英語:Selective Default、SD
格付け機関が、債務者の一部の債務を不履行した際に適用する格付けのこと。格付けの記号は「SD」を用いることが多い。
選択的デフォルトの適用は、一部の債務を不履行するものの、残りの債務については期日通りに支払った場合である。全ての債務を不履行した場合はデフォルトという。デフォルトの格付けの記号は「D」を用いることが多い。
ちなみに、日本においては過去に、日本航空株式会社や株式会社武富士などにクレジットイベントが発生し、選択的デフォルトの適用されたケースがある。
関連サイト:
発行体格付け - スタンダード&プアーズ
選択的デフォルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 07:59 UTC 版)
「2010年代後半のアルゼンチン通貨危機」の記事における「選択的デフォルト」の解説
2019年8月28日、政府は4つの短期財務法案により支払いを一方的に延期するとともに、アルゼンチン法と外国の法律の両方で債務証券の債権者へ支払条件の強制延期を提案した。政府は存在しない単語を使ってこの処置を命名したが、多くの専門家はこの処置を「選択的デフォルト」として特徴づけている。
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