選定の要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 08:11 UTC 版)
「KC-45 (航空機)」の記事における「選定の要素」の解説
ノースロップ・グラマン/EADS連合のKC-30T案は、対抗機であるボーイング社のKC-767案よりも大型の機体であり、給油と貨物の搭載量の面では優位であったが、ヨーロッパの仏・独主導のエアバス製という他国製の航空機であることによる感情面や雇用面の問題があった。 実際には欧エアバス社は最初の5機の機体を除けば、アラバマ州のモービルにあるEADSノースアメリカ社の新工場で製作される予定である。KC-30T案の米国から見た国産化率は50%程であり、一方の米ボーイング社のKC-767案ではB-767が米日伊(70-15-15%)の共同開発のために元の機体の国産化率は70%程であり、軍用機への変更分を入れても80%程度と見積もられている。さらに、EADSノースアメリカ社の新工場では民間機のA330が製作され、アメリカから海外へと輸出される予定である。 KC-30T案では、米空軍の空中給油方式であるフライングブーム方式の実績がないことも問題になった。
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