遷御の奉拝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 20:13 UTC 版)
遷御に先立って、当日の午後1時に一般参拝が停止される。内宮は宇治橋(うじばし)を、外宮は火除橋(ひよけばし)を木の柵で封鎖することによって参拝停止とする。以後は参拝停止前に宮域に入った人が域外に出ることのみ可能となる。遷御の奉拝ができない一般の参拝者の中には、閉鎖された柵の前で手を合わせるなどして祈りを捧げる人も見られる。一般人の参拝再開は、遷御翌日の午前5時からである。 遷御の様子は、伊勢神宮にゆかりのある文化人や政財界の要人などの「特別奉拝者」に限って拝観が許される。第62回(2013年)の遷御は、内宮で3,000人、外宮で4,000人の特別奉拝者が拝観した。「特別奉拝者」は特設される桟敷席から遷御を拝観する。特別奉拝者は午後2時頃より宮域に入り、遷御の儀を待つ。
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