適用外の処方薬などによる治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 02:51 UTC 版)
「耳鳴り」の記事における「適用外の処方薬などによる治療」の解説
標準治療としては、ステロイドとビタミンB12とアデホスの投与があげられる。しかし、実は、この3剤の耳鳴りに対する効果は、エビデンスがない。経験的に投与が続けられているだけである。投与して効果がある場合もあるし、ない場合もある。 近年注目されているのは、SSRI、SNRI、セロトニン遮断再取り込み阻害薬(SARI)、CBD、セントジョーンズワート、ロフラゼプ酸エチルなどである。これらは、いずれも、脳内のセロトニンを増やし、脳をリラックスさせる作用の薬である。耳鳴りに対しては保険は適用外である。SSRIなどこれら一群の薬物が耳鳴りに効くメカニズムが解析されつつあり、論文も出ている。またウィキペディアのこれらの薬の項目も参照にされたい。 ローヤルゼリーが効果がある、という説もある。ウィキペディアの項目を参考にされたい。 また、一部の医師は、「ヘルペスウイルスが原因であるため、治療薬のバルトレックスが効果がある」と主張している。これも耳鳴りは保険適用外となる。 上記の薬物は、保険適用ではなく、エビデンスも確立されていないが、現状、強力な治療薬がないため、選択の一つとして検討の余地があるだろう。
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