遠霧家の伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 21:12 UTC 版)
およそ200年前、遠霧郡を流れる龍石川は氾濫がひどく、堤防が決壊するおそれもあったために人柱が入れられることになった。そのくじ引きに際し、付近を治めていた遠霧家の娘が当たったものの、母親がそれをなかったものにした。しかしながら、その現場を見ていた家の娘がくじに当たり、取り消しを求めた母親やそのほかの家人がことごとく斬殺された。そのとき、息絶えていたものと思われていた母親が遠霧に対する呪いの言葉を口にして事切れた。 その後の遠霧には火のないところから火事が起こる、将来が期待されていた若者が謎の死を遂げるなど、不可解な不幸が相次いだ。そんな中、修験者が娘を寺に置き、普通の生活をさせずに一生祈りを捧げさせることで不幸はなくなるとした。当主が言いつけに従ったところ不幸が収まったということで、現在までそのしきたりが続けられていた。
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