述異記などの伝説とは? わかりやすく解説

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述異記などの伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/26 09:30 UTC 版)

爛柯」の記事における「述異記などの伝説」の解説

南朝梁任昉述異記上巻に以下の故事がある。 晋の時代に信安郡の石室山に王質という木こりやってくると、そこで数人童子歌いながら碁を打っていた。王質童子もらったの種のようなものを口に入れてそれを見物していたが、童子言われ気がつく斧の柄(柯)がぼろぼろ爛れていた。山から里に帰ると、知っている人は誰一人なくなっていた。 この話は『述異記』が著名だが、虞喜『志』(太寧3年325年)刊)に記されているものが最も古い。『晋書』にも同様の話が所載されている。 北魏酈道元水経注』には、やはり晋の時代に、 王質が木を伐りに行って石室に着くと、4人の童子が琴を弾いて歌っていた。王質はこれを聞いていたが、しばらくして童子帰るように言われると、斧の柄が爛し尽くされており、家に帰る数十年が過ぎていた。 宋代の『太平寰宇記』巻九十七・江南東道衢州信安県の条で、石室山は別名石橋山・空石山ともいい、王質童子の碁を見ていると、童子が、汝の柯、爛せりと言う家に帰る100歳になっていた。この山は爛柯山とも名付けられた。同書の巻八十・剣南西巂州越巂県の条で、王質二人仙人が碁を打っているのを見て、碁が終わって見ると斧の柄腐っており、二人仙人であることを悟った明代王世貞絵図列仙全伝』では、王質童子の碁を見ていると、斧の柄が爛り、家に帰る数百年が過ぎており、王質はふたたび山に入り仙人となる。

※この「述異記などの伝説」の解説は、「爛柯」の解説の一部です。
「述異記などの伝説」を含む「爛柯」の記事については、「爛柯」の概要を参照ください。

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