近隣の紳士服店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 00:10 UTC 版)
アンダーソン&シェパード(Anderson & Sheppard) 30番地にあったが、2005年3月にオールド・バーリントンへと店を移転させた。1906年に開店した紳士服店で、裁断師のフレデリック・スフォルトの作り出すアームホールが小さく高い位置にある独創的なスタイルは「ロンドン・カット」として広く知られていた。顧客にはフレッド・アステア、ゲイリー・クーパー、マレーネ・ディートリヒ、セシル・ビートン、ローレンス・オリヴィエ、ノエル・カワード、レイフ・ファインズ、マノロ・ブラニク、そしてチャールズ皇太子など各界の著名人が名を連ね、2004年にはグッチやイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターを務めたトム・フォードもW誌の撮影用のスーツを依頼し顧客となるなど、サヴィル・ロウを代表するテイラーの一つであった。なお、ジバンシィや自身のブランドで知られたアレキサンダー・マックイーンはこの店で働いていた。 スティーヴン・ヒッチコック(Steven Hitchcock) もともとはサヴィル・ロウに店を構えていたが、2003年にニュー・バーリントンに移った。ヒッチコックは16歳の時からアンダーソン&シェパードで見習いとして働いており、コートメーカーから裁断、フィッティングなどさまざまな分野を学んだ。父親も40年来アンダーソン&シェパードで働いており、ここで学んだ「ロンドン・カット」をベースとする「ソフト・テーラリング」は高い人気を得ている。
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