近距離防空ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 08:59 UTC 版)
「地対空ミサイル」の記事における「近距離防空ミサイル」の解説
近距離防空(VSHORAD:Very Short Range Air Defense)システムは、最大射程が5キロメートル程度の防空システムである。SHORADシステムを補完して師団あるいは旅団の野戦防空システムに参加するほか、大隊以下の階梯で、自衛防空手段としても用いられる。 射程が短いかわりに、即応性や機動性に優れたものとされている。VSHORADとしては、従来、高射機関砲が使われてきたが、現在では、携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)、およびそれを車載式・固定式としたシステムが広く配備されるようになっている。ただし、至近距離での即応性という点で、地対空ミサイル・システムには大きな問題があることから、これらを補完するかたちで、高射機関砲もなお運用が継続されている。
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