「軌道」とは何か?
「軌道」とは人工衛星が通る道すじのこと
人工衛星が地表すれすれを回るために必要な速度、すなわち遠心力(えんしんりょく)と地球の引力がつり合う速度は秒速7.9kmで、この速度を「第1宇宙速度」といいます。また、人工衛星が通る道すじを「軌道」(きどう)といいます。第1宇宙速度を超えると、人工衛星の軌道は楕円(だえん)になり、さらに人工衛星の運動エネルギーが第1宇宙速度のときの2倍になる毎秒11.2km(第2宇宙速度。脱出速度ともいいます)になると、地球の重力をのがれ、地球周回軌道から出ていってしまいます。
軌道面には、かならず地球の中心がふくまれる
人工衛星は、1つの決まった平面の中で動いています。この平面は「軌道面」と呼ばれ、人工衛星が地球を回る軌道面には、かならず地球の中心がふくまれます。人工衛星は、それぞれの目的に応じて、地上からの高度や軌道の形がちがいますが、地球の中心をふくまない、どちらか片方に片寄った軌道面は不可能です。
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