越国文庫旧蔵本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/10 04:06 UTC 版)
「鶴見大学本源氏物語」の記事における「越国文庫旧蔵本」の解説
室町時代後期の書写と見られる写本である。5帖を欠き49帖が残るが第帚木巻の後半が第夕霧巻の巻末に、夕霧巻後半が第柏木巻の巻末に、柏木巻後半が第若菜下巻の一部に、夢浮橋巻後半が手習巻の後半に綴じられているなど補修の際に生じたと見られる混乱が見られる。「越国文庫」との蔵書印があるため越前国松平家福井藩の旧蔵書であると見られる。本文は青表紙本系統であり、三条西家本に近いが、一部に河内本からの混入が見られる。
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