超歴史プレーヤとは? わかりやすく解説

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Songrium

(超歴史プレーヤ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/21 16:56 UTC 版)

Songrium
URL songrium.jp
言語 日本語
タイプ 音楽視聴支援サービス
運営者 産業技術総合研究所(AIST)
設立者 産業技術総合研究所(AIST)
営利性 非営利
開始 2013年8月27日
現在の状態 運営継続中
ライセンス
© 2012-2021 AIST Songrium Project

Songrium(ソングリウム)とは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST:産総研)で開発された、インターネット上にある音楽コンテンツと音楽関連コンテンツの関係性を可視化するWebサービスである。

概要

YouTubeなどの動画共有サービスの広がりにより、様々なクリエイターによる楽曲が知れ渡るようになった。その内の一つはニコニコ動画であり、初音ミクなどのVOCALOID楽曲を発端として、「歌ってみた」や「演奏してみた」、「踊ってみた」といったジャンルの動画が生まれた。しかし、これまで様々な音楽配信サービスや動画共有サービスでは、これらのコンテンツの関係性についてあまり注目されることもなく、ユーザーによる音楽情報の検索や「おすすめ」の動画を推薦する各サービスの機能においても、深く扱うこともなかった[1]。これを受けて、ユーザーの新しい音楽コンテンツとの出会いを促すべく、産業技術総合研究所ではニコニコ動画上の動画コンテンツを対象としてこれらの関係性を可視化するサービスの研究、開発を行うようになった[1][2][3]

そうして開発された「Songrium」は、β版として2012年8月に研究者へ向けて公開され、2013年8月には一般にも公開された[1]。なお、産総研では2012年に音楽の楽曲構造を可視化する「Songle」(ソングル)も開発している[1]

超歴史プレーヤ

2014年には株式会社ドワンゴが主催するニコニコ動画のイベント「ニコニコ超会議3」でも同サービスを利用した「超歴史プレーヤ」が展示され、同年ウェブ版でも公開された[4][5]。以後、毎年12月にニコニコ動画で流行した動画をまとめて制作、公開され、一年ごとに順次更新されている[6][7][8][9][10]、例年、「Songrium超歴史プレーヤ ~年特別版」という名称であるが、2016年には「超歴史プレーヤ ニコニコ動画10周年記念版」の名で公開された[11]。「超歴史プレーヤ」は年月に絞った検索も可能で、特定の時期の視聴回数が多い動画を調べることができる[1][3]。また、YouTubeにある洋楽の動画で構成されるものやニコニコ動画初音ミクの楽曲の動画を集めたものも存在する。ニコニコ動画のカテゴリの「超歴史プレーヤ」では特定カテゴリでの絞り込みも可能。

脚注 

  1. ^ a b c d e ウェブ上の音楽コンテンツの関係性を可視化する音楽視聴支援システム -誰でも利用できる音楽視聴支援サービス「Songrium」を一般公開-』(プレスリリース)国立研究開発法人産業技術総合研究所、2013年8月27日https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20130827/pr20130827.html2021年1月2日閲覧 
  2. ^ 後藤 真孝, 中野 倫靖, 濱崎 雅弘「初音ミクとN次創作に関連した音楽情報処理研究 VocaListenerとSongrium」『情報管理』第56巻第11号、産業技術総合研究所 情報技術研究部門、2014年2月1日、739-749頁、doi:10.1241/johokanri.56.739ISSN 1347-15972021年1月2日閲覧 
  3. ^ a b 藤本健 (2013年9月2日). “【藤本健のDigital Audio Laboratory】第564回:Web上の音楽を可視化する「Songrium」とは? 産総研が“曲との出会いを支援する”サービスの仕組み”. AV Watch (アイティメディア株式会社). https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/613602.html 2021年1月2日閲覧。 
  4. ^ 松尾公也,ねとらぼ (2014年4月25日). “ニコニコ動画の7年間をひとまたぎするSongrium「超歴史プレーヤ」が便利すぎる カテゴリごとの栄枯盛衰もまる分かり!”. ねとらぼ (アイティメディア株式会社). https://nlab.itmedia.co.jp/cont/articles/3234717/ 2021年1月2日閲覧。 
  5. ^ 「超歴史プレーヤ」WEB版がリリース』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ、2014年5月1日https://blog.nicovideo.jp/niconews/ni046145.html2021年1月2日閲覧 
  6. ^ 今年も「超歴史プレーヤ」で2015年の人気動画を振り返ろう』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ、2015年12月25日https://blog.nicovideo.jp/niconews/ni058215.html2021年1月2日閲覧 
  7. ^ 2017年のニコニコ動画を「超歴史プレーヤ」で振り返ろう』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ、2017年12月26日https://blog.nicovideo.jp/niconews/57246.html2021年1月2日閲覧 
  8. ^ 2018年のニコニコ動画を「超歴史プレーヤ」で振り返ろう』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ、2018年12月26日https://blog.nicovideo.jp/niconews/97671.html2021年1月2日閲覧 
  9. ^ 2019年のニコニコ動画を「超歴史プレーヤ」で振り返ろう』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ、2019年12月26日https://blog.nicovideo.jp/niconews/125466.html2021年1月2日閲覧 
  10. ^ 2020年のニコニコ動画を「超歴史プレーヤ」で振り返ろう』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ、2020年12月26日https://blog.nicovideo.jp/niconews/145384.html2021年1月2日閲覧 
  11. ^ ニコニコ動画10周年「超歴史プレーヤ」で人気動画を振り返ろう』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ、2016年12月27日https://blog.nicovideo.jp/niconews/3609.html2021年1月2日閲覧 

関連項目 

外部リンク 


超歴史プレーヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 17:11 UTC 版)

Songrium」の記事における「超歴史プレーヤ」の解説

2014年には株式会社ドワンゴ主催するニコニコ動画イベントニコニコ超会議3」でも同サービス利用した「超歴史プレーヤ」が展示され同年ウェブ版でも公開された。以後毎年12月ニコニコ動画流行した動画まとめて制作公開され一年ごとに順次更新されている、例年、「Songrium超歴史プレーヤ ~年特別版」という名称であるが、2016年には「超歴史プレーヤ ニコニコ動画10周年記念版」の名で公開された。「超歴史プレーヤ」は年月絞った検索も可能で、特定の時期視聴回数が多い動画調べることができる。また、YouTubeにある洋楽動画構成されるものやニコニコ動画初音ミク楽曲動画集めたものも存在するニコニコ動画カテゴリの「超歴史プレーヤ」では特定カテゴリでの絞り込みも可能。

※この「超歴史プレーヤ」の解説は、「Songrium」の解説の一部です。
「超歴史プレーヤ」を含む「Songrium」の記事については、「Songrium」の概要を参照ください。

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