走者 (中世)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 14:39 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動走者(はしりもの)とは、中世において領主の支配から逃亡した者を指す。『日葡辞書』には「Faxirimono:主君への奉公をやめて逃走したもの」と定義している。他に「逃散人」・「出百姓」などの表現も用いられた。
概要
中世において、逃亡・逃散した者は元の領主の下に返されるのが原則であったが、一律に適用されたわけではなく、下人に関しては無条件で返還されたが、百姓身分の者のうち逃亡先の領主に年貢を納める者はそのまま居留することが認められていた。これは『御成敗式目』42条にも示された伝統的な考え方であった。
だが、戦国時代後期から豊臣政権にかけて、領主側の土地・領民支配が強化される過程で、百姓に対する人返しや村に残された親族に対する連座が行われるようになった。こうした中で『長宗我部氏掟書』などの分国法・藩法によって、逃亡・逃散・欠落を厳しく制約するようになっていくことになった。
参考文献
- 福島金治「走者」(『日本荘園史大辞典』(吉川弘文館、2003年) ISBN 978-4-642-01338-3)
「走者 (中世)」の例文・使い方・用例・文例
- その走者は今角を曲がっている
- 彼のライトへのシングルヒットは三塁から走者を生還させた
- その走者はホームベースで刺されてアウトになった
- 最終レースでは5人の走者が競い合った
- 1位の走者がゴールラインを猛烈な勢いで走り抜けた
- 彼は9回にヒットを打ち走者を2人生還させて勝った
- 何人かの走者は暑さで卒倒した
- その走者は最後の数分をがんばってゴールに到達した
- 彼は最後の数秒間に他の走者たちを引き離した
- ジェーンを先頭にした走者の集団が遠くに見えた
- 長距離走者
- 彼女はみんなの中で一番早い走者です
- その走者に匹敵するものはいない
- 8人の走者のうち2人しか準決勝へ進むことができない
- その脱走者は追い詰められたとき何の抵抗もしなかった
- 走者は2塁と3塁の間で挟殺された
- 代走者
- 教会は脱走者をかくまった
- 疲れきった走者
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