赤外線検出の技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 09:01 UTC 版)
研究用の望遠鏡で広く使われている最も安価な赤外線検出器はテルル化カドミウム水銀 (HgCdTe、MCT) 半導体のアレイである。この装置は1~5 μm の波長域でよく機能する。これよりも長い波長での観測やより高い感度での観測を行う場合には別の検出器が用いられる。これらの例としては MCT とは別のナローギャップ半導体検出器や低温ボロメーターアレイ、光子計数超伝導トンネル接合アレイなどがある。 赤外線天文学の観測装置に求められる特殊な仕様としては、長い露出時間を可能にするように暗電流が非常に小さいこと、読み出し回路のノイズが低いこと、画素数が多いことなどが挙げられる。
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