賞金ルールへの影響
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「ヘヴィータンク」の記事における「賞金ルールへの影響」の解説
ヘヴィータンクを管理する森秀行調教師であるが、競馬専門誌のインタビューで「総賞金という人の山を何百人かの調教師で奪い合っている」と語ったとされる。同馬を弥生賞に出走させたのも、下位でも賞金が獲得できることを見越した戦略的な出走であるともいわれている。 弥生賞でのヘヴィータンクの本賞金は0円であるが、重賞競走では6着馬から10着馬に対してJRAから「出走奨励金」が支給されており、10着のヘヴィータンクには規定により1着賞金5400万円の2%にあたる108万円が支給される。また、「特別出走手当」については重賞競走であるため「1着馬とのタイム差」による減額措置の対象とならず、満額の43万1000円が支給されている。これらを合計して、弥生賞の出走によってヘヴィータンクが獲得した金額は151万1000円となる。 なお、2019年以降のレースにおいて未出走馬・未勝利馬が重賞に出走した場合でも、タイムオーバーによる出走制限ならびに賞金(出走奨励金・特別出走手当)の減額措置が適用されるようになった。現在、重賞競走に出走しタイムオーバーとなった未出走馬・未勝利馬に対して、「出走奨励金」及び「特別出走手当」はいずれも不交付となる。このような変更がなされたのも、ヘヴィータンクの弥生賞出走が影響しているのではないかといわれている。
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