貿易の利益と国家の追求目標
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 07:21 UTC 版)
「比較優位」の記事における「貿易の利益と国家の追求目標」の解説
比較優位論は、貿易開始ないし自由化により、貿易の利益および不利益が各経済主体にどのように作用するかを明らかにする。中間財の貿易を含むM国N財の一般的モデルにおいては、雇用されている労働者にとって実質賃金の上昇という貿易の利益を生むが、世界最終需要が増大しないかぎり、短期的には貿易自由化が失業と廃業とを生むという指摘がある。従って、貿易の利益は国家(国民)がどのような事態を望ましいと考えるかに依存するとされる。
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