負動産とは? わかりやすく解説

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負動産

土地あるいは家屋といった「不動産」のうち、資産価値がなく、他方維持管理費や税金などの支出必要になる所有者にとっては財産というよりは重荷負担負債となっている不動産通称

不動産基本的に財産であり価値ある物ではあるが、場所・土地不可分財産であるため立地による価値の差が激しい。僻地過疎地土地買い手がつかず、資産価値ほとんどない等し場合珍しくないが、所有している以上は固定資産税もかかる上にある程度管理も必要となる。そのため何も利益生まず支出のみ強いられる負の存在となってしまう。

負動産は、たとえば田舎暮らしていた親が亡くなったことで相続することになった土地や、バブル景気のころに別荘投機目的購入したまま遊ばせていた土地などが該当しやすい。全国的に地価下落している(かつての土地神話崩れた)ことも、負動産を抱える人を増やす要因となっている。おいそれと粗大ゴミのように放棄することもできないため、所有者を困らせやすい。

特定個人所有者にとって負債となっている負動産の他にも、所有者権利の所在)が不明になってしまい利用のめどが立たない不動産も「負動産」と呼ばれる登記上の土地所有者がすでに死亡しており、相続人不明だったりすると、現状法制上は利用したくてもできず足踏みせざるを得ない場合がある。行政こうしたケースに対応すべき制度整備急いでいる。



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