警視庁警備部機動隊とは? わかりやすく解説

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機動隊

(警視庁警備部機動隊 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 14:56 UTC 版)

機動隊(きどうたい)は、日本の警察において、集団的警備力及び機動力を有し治安警備及び災害警備等に当たる、各都道府県警察部隊である。本部警備部に置かれ、集団警備力の中核を担う警備警察の常設部隊である。


注釈

  1. ^ ただし、他の道府県警察機動隊や管区機動隊大隊は3個中隊までの編成である[41]
  2. ^ 当時警察官になったばかりで交番勤務だった若本規夫も予備機動隊員として新宿騒乱などに動員された[52][53]
  3. ^ 現行制服と異なり、改定前(1994年以前)の制服にはワッペンが付いていなかったため。
  4. ^ ただし、拳銃弾以上の威力のある銃火器に対しては防護性能は弱く、高速ライフル弾等は防げないとされる。
  5. ^ 2012年に行われた東京湾対テロ訓練では、出動した第9機動隊の各隊員が拳銃を装備していた。
  6. ^ 三里塚闘争では、鎮圧のため水平撃ちされた催涙弾が活動家に当たり、死亡している(東山事件)。
  7. ^ 学生運動の盛んな頃、催涙ガスの成分をレモンの汁が中和するとされ、学生側はレモンの輪切りを常備していた。ただし、レモン汁が本当に催涙ガスに効果があるのかは現在でも不明である。ビートたけしは「レモン汁が目に入り、どちらにしろ痛くて涙が出る」というエピソードを語っている。
  8. ^ 豊和M1500が「特殊銃I型」、89式小銃が「特殊銃II型」、H&K MP5が「特殊銃III型」であるとされる。
  9. ^ 一部の車両、特に特型警備車は灰色塗装と白/青塗装の間に紺色と水色の二色塗り分け塗装であった時期がある。
  10. ^ 金網で防護しない代わりに防弾・耐衝撃ガラスが使われていると見られる。
  11. ^ ピストル射撃オリンピック代表となった松田知幸をはじめとした射撃選手は、拳銃指導に関わる教養課がある警務部に在籍していることが多い。

出典

  1. ^ 警察庁 編「縦横に活躍する機動隊員」『焦点第284号-平成26年回顧と展望-』2015年https://www.npa.go.jp/archive/keibi/syouten/syouten284/pdf/01_2-5P.pdf 
  2. ^ 「機動隊の任務と活動の概況」『平成15年 警察白書』 警察庁、2003年。
  3. ^ 警視庁 1974, p. 205.
  4. ^ 警視庁史編さん委員会 1962, pp. 80–89.
  5. ^ 警視庁史編さん委員会 1962, pp. 94–102.
  6. ^ a b 警視庁史編さん委員会 1978, pp. 137–147.
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  8. ^ 警視庁警備部警備課第二係 1963.
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  12. ^ a b はげまし」昭和58年4月号
  13. ^ a b はげまし」昭和58年7月号
  14. ^ a b c d e f はげまし」昭和58年10月号
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  16. ^ a b はげまし」昭和59年5月号
  17. ^ a b c d はげまし」昭和59年8月号
  18. ^ 千葉県警察史第3巻P166~P169(千葉県警察史編さん委員会)
  19. ^ 千葉県警察史第3巻P729~P730(千葉県警察史編さん委員会)
  20. ^ 千葉県警察史第4巻付録「歴代幹部名簿」P85の「第三機動隊」の欄に「平成3年4月1日新設」と記載
  21. ^ はげまし」昭和49年11月号
  22. ^ はげまし」昭和59年9月号
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  30. ^ はげまし」平成10年5月号
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  72. ^ 【警察庁】焦点第281号 -東日本大震災と警察-:第2章 被災地における警察の活動:原子力災害への対応
  73. ^ NHKニュース 機動隊の地上放水 作業の課題(2011年3月17日)インターネットアーカイブ 2011年3月20日時点のスナップショット)
  74. ^ 東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所における防災訓練の実施について(撮影日:2012年3月24日)
    東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所における原子力防災訓練(緊急時演習)の実施について【概要】(撮影日2013年2月23日)
  75. ^ 呼称については、北海道警察の広報資料による。
  76. ^ 岐阜県警察の広報資料による。
  77. ^ “「よほどの事が…」山口組、武闘派後藤組長を除籍処分”. ZAKZAK. (2008年10月15日). http://www.zakzak.co.jp/top/200810/t2008101510_all.html [リンク切れ]
  78. ^ 大竹直樹 (2024年2月10日). “沖縄署襲撃事件はなぜ起きたか 「SNSの〝誤解〟拡散」で400人が集結、一部暴徒化”. 産経ニュース. 産経新聞社. 2024年5月4日閲覧。
  79. ^ 警察署の襲撃 400万円超える損害賠償を請求へ 沖縄県が少年らと親ら38人に”. 沖縄タイムスプラス (2024年2月8日). 2024年5月4日閲覧。
  80. ^ 古谷謙一 『そこが知りたい!日本の警察組織のしくみ』 朝日新聞出版、2017年7月、79頁。ISBN 978-4-02-333090-0





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