諏訪神社 (市川市)とは? わかりやすく解説

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諏訪神社 (市川市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/20 23:29 UTC 版)

平田諏訪神社


拝殿と一・二番御柱

所在地 千葉県市川市平田2-23-12
位置 北緯35度43分39.8秒 東経139度55分05.4秒 / 北緯35.727722度 東経139.918167度 / 35.727722; 139.918167
主祭神 建御名方命
社格 村社
創建 不詳、戦国期以前あるいは寛政元年(1789年)とする説あり
本殿の様式 流造
例祭 10月17日
主な神事 御柱祭(例祭時に執行)
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諏訪神社(すわじんじゃ)は、千葉県市川市平田にある神社旧社格村社[1]神紋諏訪大社上社の「諏訪梶の葉」。

祭神

概要

葛飾八幡宮の兼務社。国道14号東京外環自動車道の交差点の西側にある平田特別緑地保全地区の一角に鎮座している[2]。境内地とその周辺は市川市の中部に広がる「市川砂州」の一部で、クロマツが多く生えている。

近所に住んでいたことのある永井荷風が時間を費やした場所の一つとしても知られており、『断腸亭日乗』の昭和21年(1946年)8月3日の段に登場する[3][4]

由緒

寛政元年(1789年)創建とする説はあるが[5]戦国時代の頃には既に存在し、この地に住みついた平田左衛門尉こと千葉胤俊(千葉胤正の曾孫にあたる[6][7])から崇敬を受けたとも言われている[8]

昭和3年(1928年)7月27日に指定村社となる[8]。同44年(1969年)7月2日に諏訪大社より社紋を拝受。

境内

一の鳥居

摂末社

祭神は「大黒様」(大国主神、建御名方神の父神)
祭神は「えびす様」(事代主神、建御名方神の兄神)

祭事

当社は千葉県内で唯一御柱を建てる諏訪神社と言われており、例祭に際して御柱の渡御・建立が不定期的に行われる。総本社の諏訪大社と異なり、当社では御柱が曳き付けられるのではなく神輿のように担がれる[9]。また、一括して4本の御柱を建て替えるのではなく、一回に1~2本ずつ交換する形で行われている。
改元記念として令和元年(2019年)の例祭に一番御柱の建て替えが行われた。

交通アクセス

脚注

  1. ^ 諏訪神社”. 神社のひろば 神社探検隊!. 2020年6月14日閲覧。
  2. ^ 平田特別緑地保全地区”. 株式会社慶和住宅. 2020年6月14日閲覧。
  3. ^ 永井荷風の市川を歩く -1-”. 東京紅團. 2020年6月14日閲覧。
  4. ^ 荷風の散歩道”. 市川市公式ホームページ. 2020年6月14日閲覧。
  5. ^ 『下総・市川ふれあい七社めぐり(パンフレット)』ふれあい七社めぐり実行委員会、2016年。
  6. ^ 平田”. 千葉一族. 2020年6月14日閲覧。
  7. ^ 市川の地名”. 市川市立図書館. 2020年6月14日閲覧。
  8. ^ a b 『千葉県神社名鑑』千葉県神社名鑑刊行委員会編、千葉県神社庁、1987年。
  9. ^ 町内を渡御する御柱 平田・諏訪神社”. 市川よみうりONLINE (2012年11月3日). 2020年6月14日閲覧。

関連項目




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