試製三式軽機関銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 07:02 UTC 版)
1943年(昭和18年)頃に開発。九九式軽機の戦訓や試製一式軽機で得られた知見を集約した改良型で、帝国陸軍が開発した最後の軽機。実質的には九二式/一式重機をも置き換えうる、「日本初の汎用機関銃」とも呼べる物であった。装弾機構は九二式重機と同じ保弾板を採用し、九二式普通実包を用いる事も出来た。銃床は試製一式軽機3型の直銃床を更に細身にしたものを採用している。九九式軽機や試製一式軽機との機能上の差異は、後脚が銃床から握把先端へと移設された事で、これにより握把は従来のピストル型から細長い棒状のものへ変更されている。 九九式軽機の生産が優先された事や、用途が先行の一式重機と重複する事などから、ごく少数の製造に留まった。
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