許諾権
自己の有する権利を他人が行使し,またはその権利の客体を他人が利用しようとする場合において,これを許諾または禁止できることを内容とする権利のことで,「禁止権」ともいう。行使・利用を許諾または禁止することはできないがそれについての対価を請求することができることを内容とする「報酬請求権」に対応するものである。知的財産権においては,実施・利用に対する報酬を得ることが重要であるが,その実効を確保する意味もあって,それぞれの権利はほとんどの場合において許諾権(禁止権)としての性質を有している。著作権法の条文中「○○する権利を専有する」と規定されているものは,許諾権を意味する。
(注:この情報は2007年11月現在のものです)
「許諾権」の例文・使い方・用例・文例
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