計画中の駅と路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 10:09 UTC 版)
「ヘルシンキ地下鉄」の記事における「計画中の駅と路線」の解説
ヘルシンキ地下鉄の最近の変化としては、ソルナイネン駅とクロサーリ駅の間に開業したカラサタマ駅がある。この新駅は、再開発が予定されている古い港湾地域であるカラサタマ区のために建設された。またシーリティエ駅とイタケスクス駅の間にもロイフペルト駅が、計画中の住宅地のために計画されている。なお、ロイフペルトは車両基地のある場所でもある。 ヘルシンキ市は西に隣接するエスポー市や、北東のヴァンター市、シポー市への延伸を計画しているが、近隣の各自治体はあまり積極的ではなく、特にエスポー市南部への延伸路線ランシメトロ(länsimetro:西の地下鉄という意)は多くの議論を呼び、エスポー市の内部やヘルシンキ市との間に政治的な衝突を生むこととなった。しかし、2005年に行なわれた世論調査によると、エスポー市民の75%がランシメトロの建設を支持し、2006年9月25日にはエスポー市議会が建設を認可した。前述のとおり、ルオホラハティ〜マティンキュラ間は2017年11月18日に開業した。さらに、その先のマティンキュラ~キヴェンラーティ間の延伸工事が進められており5つの駅が設置されて2023年頃に完成予定となっている。 ランシメトロの他には、現在線のメッルンマキから東のシポー市方面への延伸計画であるイタメトロ(itämetro:東の地下鉄の意)や、サンタハミナから現在線のカンッピ駅、VRのパシラ駅を経由してヘルシンキ・ヴァンター国際空港、および市内北東部のヴィーッキへ至る2号線(toinen metrolinja)の建設案がある。これらの延伸案は既に市議会で議論されているが、仮に実現するとしても2020年以降になる見通しである。なお最初の路線建設の時点で、カンッピ駅には2号線のためのプラットホームの空間が掘削され用意されている。
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