親しい者への態度との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 04:22 UTC 版)
「ウェスターマーク効果」の記事における「親しい者への態度との比較」の解説
高畑由起夫は『インセストをめぐる迷宮』(1993)において、動物行動学のコンラート・ローレンツを引き合いに出し、親しいものに対して攻撃的な態度を取れないため、それと近い関係にある性衝動も沸かないのだと主張した。一方で吉本隆明は『書物の解体学』において「女房と畳は新しいほうがよい」のと同じ程度の話だと主張した。 また、原田武は2001年の自著で、瀬戸内晴美が『家族物語』(1988年)で、夫婦でも長年連れ添っていると肉親のように感じてしまい近親相姦みたいだという話を取り上げていることを引いて、セックスレスの夫婦はお互いをキョウダイのように思っている場合もあるのではないかと指摘した。
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